宇宙の秘密を知る

話-八意永琳

Q. 宇宙の外側はどうなっているのですか？

永琳：最新の研究に基づくなら、宇宙の外側は私達が認識することが出来ない高次元時空が 広がっていると考えられています。私達が認識しているこの次元は、空間が縦.横.高さの3次元、時間が1次元の4次元の世界です。

しかしブレーン宇宙モデルや、超ひも理論によると、次元は11次元まで存在すると予言されています。 では、私達が認識できない4次元以上の時空はどうなっているのかというと、
残りの7次元はすべて「力ラビ’ヤウ空間」として、コンパクトに折りたたまれているとされます。

Q. 力ラビ.ヤウ空間について教えてください。

永琳：カラビ，ヤウ空間というのは、超ひも理論で説明される、次元の余剰空間のこと。
超ひも理論というのは、自然界に存在する4つの基本的な力(重力，電磁気力 原子核の中で働く強い力、弱い力）を統一的に説明する為の理論で、それによると物質の最小単位の中には小さなひもの様な"ゆらぎ"が存在するのではないか…
と、推測されています。

このひもの"ゆらぎ"の正体は、力ラビ，ヤウ空間を通じて別の宇宙から来たホログラムであるとか、 様々な説がありますが、あくまで仮説に過ぎず、実証できるのはまだまだ先になりそうですね。