英雄が敗北した世界で古の鬼神と契約し、お目付け役の巫女に諫められつつ異界の邪神や無数の落し子相手に世界の終焉に挑みたい。

事情を知らない金持ちから無能やお荷物と蔑まれながら、凡人が力を扱う代償として体を蝕む魔術の負荷に苦しみたい。

功績が認められ招待された退魔師のお茶会で、『珍しく殿方が居る』と美麗なお姉様達から果てはメイドの少女らにまで囲まれたい。

都市の市民を逃がす為に敵の大群を食い止める捨て石を命じられ、巫女に一方的な契約打ち切りを宣言し転移魔術に突き飛ばしたい。

巫女が常に説いていた勇者になれなかった事を詫びた後、慟哭にも似た制止には振り返らず命を賭して異界の侵略者を食い止めたい。
（(*お陰様で1/28漫画R-18デイリーランキング9位にランクインしました。）