
Artist's commentary
樫野さん その7
「・・・どうぞ・・・」
胸を触ってみたいと相手に泣きつかれたので、「仕方ないなあ」的なことを思いながら胸を差し出す樫野さんの図。
樫野さんばっかり描いてますね・・・。もはや樫野さん100枚目指してもいいかもしれません。
今回、絵のタイプみたいなのを自分の中である程度決めきりました。
自己分析の結果、自分は線とシルエットがしっかりめに見えてくる漫画的な感じに寄っているイラストが好きなようなので、今回のイメージの感じで行こうかなと思います。
前回の絵の反省を踏まえて、制限時間を作り、無駄な手数をいかに減らすかちゃんと計画して考えまくってから、手を入れる・・・とやりました。
「やらないこと」を決めたことで、だいぶ絵の印象を変えられてきたかな? と自分では思っています。
まだ顔の絵柄とかいろいろ固まってないトコロはあります。しかし、絵のタイプの方向性だけはようやく固まってきて、少し安堵しています。
自分はちょっと考えすぎるところがあるので、楽に描けていけたらいいなと思います。
◆
私事:
重ね重ねになりますが、見てくださっている方、いいねやブクマ、コメントしてくださっている方、本当に本当にありがとうございます。
実はちょっと前に、少しAIの絵を見ました。
自分よりも閲覧数もブクマ数も多いのが大量にあるみたいで、現実を突きつけられました(へこみました)。
別のSNSでは、AIの絵を載せているアカウントがすごい数のフォロワー抱えていたりとか・・・。
少し調べましたが、あんなにクオリティ高い絵たちが、条件属性の言葉を入力するだけで一瞬で誰でも生み出せる上に、もう手描きと区別つかないレベルでカンタンに大量に出せるみたいで・・・
(複雑なのかと思いきや、AI絵を出すサイトで文字入力するだけみたいなので、想像以上に誰でもできて簡単なようです。その入力する文字も有志による説明書サイトがあるとのこと)
さらに、以前まではAIっぽい絵が区別できていたけれど、もう今は落書きっぽいのも含めて、いろんなタイプの絵を出しまくれるとかなんとか見ました。
もはや言葉が出ないです。
自分のように下積み中で、何者にもなれていない状態の絵描き志望は、いろいろと厳しい立場に置かれているのかなと思います。
泣いても仕方ないので、コツコツ積み重ねていきます。
今やってることは無駄にはならないと信じます。
正直、AIの絵の方がクオリティが圧倒的に高いと思うんですが、それでも自分の絵を未だに見てくださっている方に、改めて心から感謝しています。
貴重な時間を割いていただき、本当にありがとうございます。
自分は絵を描くくらいしか頑張れることがないんです・・・。
絵を描くこと(とクリエイターの世界)に出会ってから、ゴミみたいだった人生がマシになりました。
だから本当にそれ以外、何もできないのです。
今は地盤になる基礎の能力も引き出しも足りてないので、地道に練習を頑張り続けます。