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Artist's commentary
#さかまた飼育日記
《さかまたと同居するってマ?》⑨
ピンポーン!
「宅急便ですっ!はい」
綺麗な三十路くらいのお姉さんに大きい箱を渡された。 意味深な笑みを浮かべて、だ。
中身についての記載はなく、依頼主欄は「マリンブックス宝鐘」とだけ書かれている。
注文した覚えはないけど、おそらくさかまた宛だろう、ということで後で渡すことにした。ここまでは何の問題もない。
「さかまた〜今大丈夫? なんかお荷物届いてるよ〜」
「えっ!!!!!!!」
彼女は興奮した様子で飛び出してきた。
あまりの勢いにボタンは弾け飛び、どんどん息も荒くなっている気がする。
身の危険を感じたので今日は近寄らないことにした。