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Artist's commentary
スキュラ(メイキングつき)
生後3〜5年ほどの若いスキュラは、触腕を裏返して外套膜を覆い、ヒトに擬態する。
完全に伸ばした触腕を含めると、体長は4m程度、ヒトを模した擬似餌部分は1~2mが標準的である。
擬似餌は一対の触腕の根本が発達したものだが、孵化直後から内臓が頭部から押しやられ始める。2才頃には、脳を除くほぼすべての臓器が擬似餌に集約され、名実共に胴体として機能する。
寿命は推定30才の死体が打ち上げられているが、自然界では20才前後が平均とされる。
成長は死ぬまで続き、最大で全長45mの目撃例がある(未確認)。
大型のものは船を襲った例もあり、クラーケンや海坊主などと呼ばれる。
また、さらに大型化した個体は色素が抜け落ち白化する傾向が強い。加齢に伴って北上し大型鯨類を捕食するため、この生活環の変化に適応するものと考えられている。この頃の姿は船乗りの方言で一般に「ヒトガタ」と呼ばれる。
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何か月か前、厚塗り始めたばかりの頃に描いたやつをちょっといじってうp。
グリザイユ画法もどきのモノクロ画法使用。
中二設定書くの楽しい!