Resized to 85% of original (view original)

Artist's commentary
やさしいようかい。
貴女を好きになったときも、貴女に好きと言われたときも、私は貴女に不老になって欲しいと思ってました。貴女がお嬢様の眷属になってくれればいい。そんなことを思っていました。 ◆◇しかし貴女はそれを良しとせず、ヒトとして生きることを貫いた。 ◆◇だから。私も貴女と共にあろうと思ったのです。 ◆◇お嬢様に、貴女と「共に老いたい」と告げたとき、お嬢様は呆れた顔して鼻で笑い、「好きにするが良い」と言ってくださいました。 ◆◇それを貴女に告げたとき、貴女は「バカじゃないの?」と言ったけれど、貴女が微かにはにかんで、さらに優しく微笑んでいたことに、私はちゃんと気づいていましたよ。◆◇あれからどれくらいの月日が流れたでしょうね。 ◆◇ああ、ほら。今日も外はこんなにも光で満ちています。 ◆◇外へ出ましょう、咲夜さん。 ◆◇庭には花の香りがいっぱいです。もちろん私が育てた花たちです。 ◆◇小鳥もきっと鳴いています。 ◆◇貴女と出会えたこの世界を、貴女と過ごしたこの世界を、私は愛して止みません。 ◆◇貴女が私を愛してくれたように、私はこの世界を愛し続けるでしょう。 ◆◇この先何があろうとも、きっと……きっと。 ◆◇【妖怪・美鈴が姿形を自在に変化できるならば、きっと咲夜さんの外見に合わせて自分の外見も変化させていくのではなかろうかと、妄想。 シニヨン・キャップのリボンは、咲夜さんがおぜう様から頂いたビロードのリボン。赤はメイド長を表す色…とか。】 ◆◇キャプション部分の正式版(改行がきっちり入ってるバージョン)をこちらに。→novel/412975