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Artist's commentary
コーディネイター性交実験記録No.31080202
遺伝子操作によってコーディネイターの遺伝子配列は個別に複雑化し、結果として受精が成立しない組み合わせの存在が発覚する。
遺伝子の型が組み合わない者同士での出産は不可能となり、世代が進むにつれて型が複雑化し、第三世代の出生率の低下は現行の深刻な問題になっている。
そのため、プラントでは技術開発によってこの問題を解決する研究を行っていると同時に、主にザフト内に於いて、妊娠の可能性が低い者同士が選出され、それらが性行為を行った場合の膣内射精の回数と受精確率の統計を日々作成している。
選出される人員は主に男性の階級が高いものを基準とされ、女性側は体内ナノマシンによって24時間生体データを管理され、脈拍呼吸数などの基礎的なものから、発汗量、体内オキシトシンやエストロゲン、テストステロンなどのホルモン量から感度、膣圧、肛門圧などあらゆる情報が記録され、さらに性交作業中は動画も録画される。
女性は肉体的にも精神的にも負担が高いため、亜酸化窒素等の笑気ガスと興奮剤・鎮痛剤などのほか、性欲を高める媚薬作用のある特殊なたんぱく物質がナノマシンにより本人の無自覚のうちにスケジュール自動投与され、心地よい陶酔感と性的快感を高めることでセックスに対する嫌悪感を強制的に排除される。
これにより、女性はまるで自らが望んだかのような催眠作用が働き、無意識的かつ安全に性交情報が収集される。
対象の女性は正確なデータを得るため、選定者以外の男性との性行為は禁止されるが、先述の薬剤により他の男性への興味は非常に低くなるとみられている。
コーディネイターとナチュラル#遺伝子調整の結果としての諸問題
https://ja.wikipedia.org/?curid=2039503
より抜粋改変